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斉数真氏をご紹介いたします。

 藤山が毎度イベントの応援をお願いしている、陶芸作家の斉数真氏を簡単ながら紹介させて頂きます。彼とは、藤山が繁忙期にタタラ成形のアルバイトを頼んだのが縁となり、今日まで9年ほどの付き合いをさせて頂いております。

 彼は大学の卒業後、一旦は一般企業に就職するが、学生時代の陶芸サークルで轆轤(ろくろ)に打ち込んだことが頭から離れず、会社を辞めて陶芸の道に進むことを決意。岐阜県多治見市の陶磁器意匠研究所に入学し、轆轤技の習得に励む。卒業後は多治見市内の窯元に勤務の傍ら、土岐市駄知町の工房にて作陶を開始。グループ展などを多数開催しながら精力的に作家活動を続け、現在に至る。原料に拘り、天然の原土から製土したオリジナルの粘土を5種類使用。代表作は煎茶用の急須と湯呑。最近では鉄塔を描いた染付小皿が好評。





斉数真(さいすうまこと) 略歴

1984年生まれ 千葉県船橋市出身

2013年 陶磁器意匠研究所 卒業

現在 土岐市駄知町で作家活動を継続中

好きなもの 鉄道、廃墟、鉄塔など

メール:m_saisu_u@zoho.com


 彼は轆轤(ろくろ)に長けており、薄くて繊細な器を挽きます。特に急須は、取っ手、蓋、茶こし、注ぎ口、胴体のすべてのパーツが手作りなので驚きです。意匠研究所の卒業課題だったそうです。彼の作品には原土由来のナチュラルな風合いがあり、やわらかくて優しいです。吹付け彩色で施された釉薬のグラデーションも大変美しいです。作品に人柄が表れるのだと思います。皆様、ぜひ彼の活動を応援してあげてください。

 お問い合わせは藤山でもお受けいたします。